1. インストール前に確認すること
Clash Verge Revは、Windows上でプロキシ設定や設定ファイルを管理するデスクトップクライアントです。インストールしただけで通信が自動的にプロキシ経由になるわけではありません。初回起動後に設定を用意し、システムプロキシなど必要な接続方法を有効にしてから利用します。まずは、インストール作業とプロキシ設定の準備を分けて考えてください。
ダウンロード前に、使用中のWindows 11が通常のx64 PCか、ARMベースのPCかを確認します。「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開き、「システムの種類」を確認してください。配布ページに複数のWindows向けファイルが表示される場合は、プロセッサに合ったものを選びます。ファイル名だけで判断できないときは、ダウンロード欄の説明と公開元のリリース情報を照合します。
- 空き容量:インストーラーの保存に加え、アプリ本体や設定ファイルを置くための空き容量を確保します。
- 権限:通常のインストールはユーザー権限で進むことがありますが、インストール先やWindowsの保護設定によって管理者の確認が表示される場合があります。
- 設定の準備:利用する設定ファイル、または信頼できる配布元から取得したサブスクリプション情報を用意します。接続情報は第三者に見られないよう保管してください。
ダウンロードは配布元を確認できるページから行います。サイト内のダウンロードページでは、Windows向けの項目を選んでください。広告や検索結果に表示された、配布元を確認できない実行ファイルを使うのは避けます。
2. Windows向けインストーラーをダウンロードする
ダウンロードページを開いたら、Clash Verge RevのWindows向けファイルを選びます。配布形式やファイル名はリリースによって変わることがあるため、特定の拡張子やファイル名だけを前提にせず、そのページに記載された説明を優先してください。インストーラー形式の場合は、保存先を確認してダウンロードします。ブラウザーが保存をブロックしたときは、ファイルの取得元と警告内容を確認してから判断します。
保存したファイルは、エクスプローラーの「ダウンロード」フォルダーなどから見つけられます。ファイルを開く前に、名前が選択したアプリと一致していること、ダウンロードが完了していることを確認してください。ブラウザー上でファイル名が途中までしか表示されない場合は、ファイルのプロパティで完全な名前を確認できます。
Windows セキュリティやSmartScreenが確認画面を表示することがあります。これは、ファイルを実行する前に発行元や評価を確認するための表示であり、アプリが危険だと確定したという意味でも、安全だという保証でもありません。画面に発行元が表示されている場合は、配布元の情報と照合します。表示内容に疑問が残る場合は、実行を中止して、正しいページから取得し直してください。
インストールファイルの電子署名やプロパティを確認できる場合は、ファイルを右クリックして「プロパティ」を開き、「デジタル署名」タブの有無と署名者を確認します。すべての配布形式で署名タブが表示されるとは限りません。署名が確認できない場合に、ファイル名だけを根拠に安全だと判断せず、配布元の説明や提供されている検証情報を確認してください。
3. インストーラーを実行して導入する
ここからは、ダウンロードしたファイルを使ってインストールする手順です。画面に表示されるボタン名や項目の並びは、配布形式やリリースによって異なることがあります。画面にない項目を探す必要はありません。インストーラーが表示する説明を読み、導入先と追加オプションを確認して進めてください。
- 保存先を開く:エクスプローラーでダウンロード先を開き、Clash Verge RevのWindows向けインストーラーを確認します。
- 実行を開始する:インストーラーをダブルクリックします。Windowsのユーザーアカウント制御が表示された場合は、アプリ名と発行元を確認してください。内容に問題がなければ、表示された確認操作で続行します。不明な発行元や予想外のアプリ名が表示された場合は、許可しないでください。
- インストール先を確認する:保存先を選べる画面では、特別な理由がなければ提示された既定値を使います。保存先を変更する場合は、普段使うユーザーがアクセスできる場所を選びます。
- 追加項目を確認する:スタートメニューへの登録やショートカットなどの選択肢が表示された場合は、必要なものだけを選びます。用途が分からない項目は、説明を確認せずに有効化しないでください。
- 完了を確認する:処理が終わったら完了画面の案内に従います。「起動」などの選択肢がある場合は、インストール元とアプリ名に問題がないことを確認してから起動します。
Windowsが「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と尋ねた場合、これは権限の確認です。インストーラーを実行した直後に、自分が意図したClash Verge Revの導入画面と一致することを確かめてから許可してください。警告を消すためだけにWindows DefenderやSmartScreenを無効化する必要はありません。
| 画面・表示 | 確認する内容 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| ユーザーアカウント制御 | アプリ名と発行元 | 実行しようとしたインストーラーと一致すること |
| インストール先 | 保存先とアクセス権 | 既定の場所、または利用者が管理できる場所であること |
| 追加オプション | ショートカットや起動設定 | 用途を理解できる項目だけを選ぶこと |
| セキュリティ警告 | 警告の種類、取得元、署名情報 | 配布元の情報と矛盾がないこと。不明なら実行を中止すること |
4. 初回起動と最初の動作確認
インストール後、スタートメニューや作成されたショートカットからClash Verge Revを起動します。初回起動時にWindowsのファイアウォール確認や追加コンポーネントに関する案内が出ることがあります。許可範囲や要求されている操作を読み、アプリの利用目的と合っているか確認してください。管理者としての起動が常に必要なわけではありません。画面に明確な理由がないまま、毎回「管理者として実行」する設定に変更するのは避けます。
メイン画面が開いたら、まずアプリのバージョン表示、設定の読み込み状態、コアの状態を確認します。初期状態では有効な設定やプロキシノードが登録されていないことがあります。その場合、アプリの画面が正常に開いていても、Web通信をプロキシ経由にする準備は完了していません。接続先を用意するには、自分が信頼できる提供元から設定ファイルまたはサブスクリプション情報を取得し、アプリ内の案内に沿って追加します。
設定を読み込んだ後は、画面にエラーが出ていないか確認します。設定の形式が正しくない、参照するファイルが見つからない、プロキシの項目が未入力といった問題があると、コアが起動しない場合があります。設定を追加した直後にエラーが出た場合は、まずエラーが示す項目と、読み込んだファイルの該当箇所を確認してください。利用中のコアで対応していない設定項目が含まれているときは、その項目を闇雲に削除せず、コア名とバージョン、設定の配布元を照合します。
接続確認では、プロキシグループや選択中のノードが利用可能な状態かを確かめ、ルールモードまたは画面上で明示されている動作モードを確認します。システムプロキシを有効にすると、Windowsのプロキシ設定に従うアプリの通信がクライアント経由になることがあります。最初はブラウザーなど一つのアプリで試し、接続一覧やログに対象の通信が記録されるかを確認してください。いきなり全アプリの通信を変更する必要はありません。
TUNモードは、システムプロキシに従わないアプリなどの通信を取り込みたい場合に検討する機能です。通常のインストールや、アプリの初回起動に必須ではありません。TUNの利用には、コアの対応状況、仮想ネットワークアダプター、Windowsの権限や競合するVPNソフトなどが関係する場合があります。まずシステムプロキシで基本動作を確認し、必要な理由と設定項目を把握してから有効化してください。
正常に動作した後は、アプリを終了したときのWindows側のプロキシ状態も確認します。クライアントの終了方法や設定によっては、システムプロキシが自動で解除されないことがあります。ブラウザーが終了後も接続できない場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」でWindowsの状態を見直し、意図しない手動プロキシ設定が残っていないか確認してください。
5. 起動しない・警告が出るときの確認順
起動できない場合は、すぐに再インストールするのではなく、失敗した段階を切り分けます。ダウンロード中のエラー、インストーラーの起動失敗、インストール完了後のアプリ起動失敗、コアの設定読み込み失敗では、確認する箇所が異なります。エラー画面が表示されたら、文面、発生した時刻、直前に行った操作を記録してください。機密情報を含むログを共有する場合は、サブスクリプションURL、認証情報、個人用ホスト名を伏せます。
- ファイルを実行できない:ダウンロードが完了しているか、Windowsがファイルを隔離していないかを確認します。警告がある場合は、配布元、ファイル名、発行元を照合します。安全性が確認できないファイルを、保護機能を停止して実行しないでください。
- 「このアプリはお使いのPCでは実行できません」などと表示される:Windowsのシステムの種類と、選択したインストーラーのアーキテクチャが一致するか確認します。ダウンロードページに複数のWindows向けファイルがある場合は、対象のプロセッサに合ったものを選び直します。
- インストール後に画面が開かない:スタートメニューからアプリ名を検索して起動し、すでに別のプロセスが動作していないか確認します。PCを再起動した後も同じ状態なら、アプリのエラーメッセージとWindowsの「イベント ビューアー」に記録された時刻を手がかりにします。
- 画面は開くがコアが起動しない:読み込んだ設定の解析エラー、コアの選択、保存先へのアクセス権、他のプロキシソフトとの競合を確認します。ネットワーク接続の失敗と設定ファイルの読み込み失敗を区別してください。
- Webサイトに接続できない:システムプロキシが有効か、プロキシグループに利用可能な選択肢があるか、適用ルールが想定どおりかを確認します。ログや接続一覧に対象の通信がない場合は、ブラウザーがクライアントを経由していない可能性があります。
再インストールを行う場合は、設定やログを先にバックアップし、現在のアプリを通常のアンインストール手順で削除してから、配布元から取得したインストーラーを使います。設定フォルダーを手作業で削除すると、必要なプロファイルやログまで失うことがあります。削除対象が分からない場合は、フォルダーをまとめて消すのではなく、アプリの設定やWindowsのアンインストール画面で案内される範囲に留めてください。
インストールが完了しても、ノードやルール設定が適切でなければ通信はできません。まずアプリとコアが起動していること、次に設定が読み込まれていること、その後にプロキシ経路が利用可能であることを順番に確かめます。この切り分けを行うと、インストーラーの問題と接続設定の問題を混同せずに対処できます。